塾選びのポイントは?

家からの距離

実は、小中学生のお子さんを持つ保護者様は、一番ここを気にされているようです。

なんと半数以上の保護者様が「近いから」というのが決め手になっているとか。

・共働きで帰りが遅くなるので、子どもが自転車や徒歩で行ける場所がいい

・車などでの送迎はなるべく時間がかからない方がいい

こんな方には、家から近い場所をおすすめします。

お子さんに合う授業形式

個人的には家からの距離よりも、ここが重要だと思っています。

そもそも、塾に通わせる一番の理由ってなんでしょうか?

「テストの点数が上がってほしいから」「第一志望校に合格してほしいから」ですよね。

近い塾を選んでも、点数が上がらなければ本末転倒です。

(だからといって、家からあまりにも遠すぎるのも大変ですが…)

ですので、いくつかの形式の塾を体験し、最終的にお子さんに合ったスタイルの塾を1つ、選んでみてはいかがでしょうか。

 

塾では主に3つの授業形式があります。

それぞれのいい点・悪い点・どんなお子さんに合うのかをご説明いたします。

①個別授業

講師1名に対し、生徒1名~3名といった比率が多いです。

3つの授業形式の中では、一番一人ひとりをしっかり見てくれる形式となります。

その日勉強する単元が一人ひとり異なるため、「自分の苦手なところ」を効率よく重点的に勉強できます。

また、講師との距離が近いため、質問などもしやすい環境となっています。

[char no=”2″ char=”もち”]大勢の前で発言するのが苦手だったり、基礎的なところから克服したいといったお子さんにはピッタリです。[/char]

ただしその分、授業料が高めになっている場合が多いです。

②集団授業

講師1名に対し、生徒10名以上で行う授業です。

学校の授業と同じように、全員に同じ授業をおこない、問題を解いてもらうかたちになります。

また競争心が育ちやすく、お互い切磋琢磨することが可能です。

 

[char no=”1″ char=”あかじろう”]ある程度基礎ができているお子さんや、塾での勉強量を重ねたいお子さんにおすすめです。[/char]

料金も3つの授業形式の中では一番安いことが多いです。

ただし、毎回塾側で決められた単元を一斉に行うので、既に分かっている場所を時間をかけて学習したり、分からない場所の勉強量が不足してしまったりするケースもあります。

③少人数指導

講師1名に対し、生徒は3~10名の指導方法です。

個別指導と集団授業の間のような存在です。

形式は、自習形式で学習してもらい講師が順番に見て回ったり、集団授業と同様だったりとさまざまです。

 

[char no=”2″ char=”もち”]勉強に対して自立心が育っているお子さんや、決められた問題をコツコツ進めるのが得意なお子さんにおすすめです。[/char]

料金や面倒見など全ての要素において、3つの形式の中で真ん中の位置づけであることが多いです。

実績・評判がいい

先ほども記載しましたように「テストの点数アップ」「第一志望校合格」を目的とする方がほとんどかと思います。

その目的と直結するのが「実績」です。

実際にその塾に通う生徒が修めた成績ですから、判断材料としてこれ以上ないうえ、結果が数字で見えるので非常に明確です。

ただし、必ず「人数」ではなく「割合」で判断してください。

例えば、A塾とB塾で10人合格者が出ました。

人数でみれば同じ10人ですが、A塾は「30人中10人が合格」して、B塾は「10人中10人が合格」していました。

みなさんなら、もちろんB塾を選びますよね。

このように、割合でみると信頼度が全然違ってくるかと思います。

月謝

保護者様にとっては月謝は1,2を争う重要項目になってくるかと思います。

先述の通り、集団授業が最も安く、個別指導が最も高いことが多いです。

授業の形式や講師に対する生徒の数を考えると、そうなってしまうのは仕方ないことですね。

そのあたりは授業形式を踏まえた上で決めていただければと思いますが、例えば集団塾にしろ個別指導塾にしろお住まいの地域には同じ形式の塾がいくつかあると思います。その場合、同じ形式の塾であれば金額を比較しやすいのではないでしょうか

 

ただし、注意しなければならない点が1点だけあります。

 

通常月謝だけで比較してはいけないということです。

 

例えば長期休暇になると、ほとんどの塾では夏期講習や冬期講習などが実施されると思います。

通常月謝の金額が他塾より安いというだけで入塾してしまうと…

「講習会費用が他塾より高額だった!」

「必ず講習会を受けなければならないという規約があって、費用がかさんだ!」

などのケースが考えられます。

 

また、塾の方針によりますが、ホームページなどで料金を明確に公開していない場合があります。

お互い納得して契約するためにも、入塾前の体験授業時やガイダンス時にしっかりと料金体系を聞いておくのが良いでしょう。

[char no=”2″ char=”もち”]具体的な料金説明してくれる塾が良いですね。逆に言葉を濁す塾は要注意です[/char]

講師・教室長の質

やはり教える講師の質も重要です。

同じように勉強するなら、教え方が上手な講師に教わりたいですよね。

そのような場合、集団授業であれば体験授業で判断することが可能です。

 

一方個別指導塾の場合、特に大手塾では学生アルバイト講師の割合が多いので、教え方も人それぞれとなります。

その場合体験授業で講師全員の質を見極めるのはきわめて難しいです。

と、いいますのも、個別指導の体験授業の場合、教え方が上手な先生が体験授業を担当することが多いからです。

その先生がお子さんに合っていて、入塾後もそのまま担当するなら良いのですが、いざ入塾したら違う講師でお子さんに合わなかった…。ということもあります。

(その講師でなければ入らない!と語気を強めれば、譲歩してくれる可能性が高いですが…)

 

また、教室長の方針も気にするといいですね。

ビシバシ鍛えてほしい場合は厳しい塾が良いですし、勉強を嫌いにならないようのびのび学習させたい場合優しい塾など選んではいかがでしょうか。

[char no=”1″ char=”あかじろう”]一度の体験授業では講師・教室長の質はわからないと思います。口コミ等あればそこをみるしかないかもしれません。[/char]