国語の勉強には○○がいい?

いわき市の小学生・中学生のみなさん、こんにちは!

T’s学習塾(ティーズ学習塾)です。

 

さて、塾に通っている生徒さんのほとんどは「数学」か「英語」を選択されていると思います。

「3教科は得意だけど理科社会が苦手」という方であれば「理科」か「社会」を選択することもあるでしょう。

 

では「国語」はどうなのか?というところですが……

正直なところ、国語の学習は5教科でもっとも大切であるといっても過言ではありません。

国語の成績を上げるためにももちろん必要ですが、他の4教科でも問題文を読み解く「読解力」が必要になります。

 

例えば、国語とは最も無関係そうな数学。

実は福島県の入試では大問3で規則性や確率の問題が出題されることが多く、これがかなりの読解力を要します。

他にも理科では実験操作を正しく理解する力、社会では正しい説明をするための記述力が必要です。

 

「なら、国語の勉強は一番時間を割くべきなのか?」ということになりますが、個人的にはそうは思いません。

むしろ、「勉強」という枠組みで捉えれば、国語はあまり勉強時間を割くべきではないと思っています。

どちらかといえば「日常生活や趣味」を通して、あらゆる文字・活字・言葉に触れる体験」をたくさんおこない、小さなころからなるべく多くの語彙力をつけておくことが重要です。

 

例えば小説、映画、ドラマ。これらはもちろん、漫画、アニメ、ゲームもおすすめです。

とにかく文字、活字、言葉にたくさん触れる趣味をひとつ持っておきましょう。

そしてこれがもっとも重要ですが、聞いたことのない言葉や意味の分からないことわざ・慣用句が出てきた際に、「この登場人物はどういう意味でこのセリフを言ったのだろう?」と興味を持ち、こまめに調べることを習慣づけましょう。

これをするかしないかで作品への理解の深まり方も異なりますし、調べることで語彙が増え国語のテストなどにも有利にはたらきます。

 

ただし、あまりおすすめしないのは「TikTok」と「Youtube」です。

小説であれば小説家が、映画やドラマであれば脚本家など大勢の「言葉のプロ」が関わっており、その方々が何度も何度も推敲して作品を完成させます。そのため使用されている言葉は正確で正しいものになります。

一方で、TikTokやYoutubeは必ずしもそういったプロとは限りませんので、言葉の意味を誤って使用していたり、そもそも難しい言葉を使用しないことがあるためです。

※もちろん全てが悪いではありませんので、適切な動画を選んで視聴する分には有益です。

 

今は言葉に触れるのにあらゆる手段やさまざまな機会がありますので、ぜひ早いうちから楽しんでたくさんの言葉に触れていけるといいですね。